自分に合ったランニングシューズの選び方とは?
フルマラソン。 42.195kmという長い距離に挑むのは、誰にとっても大きなチャレンジです
特に初めての挑戦では、完走できるかどうか不安も多いはず
そんなとき、頼れる相棒となるのが「ランニングシューズ」
でも、どんなシューズを選べばいいの? カーボン?高反発?厚底?
今回は、走行距離や目的別に、初マラソンにおすすめのシューズを紹介します
自分の「走力」を知る
ランニングシューズ選びの第一歩は、 「自分の走力を知ること」
ここでは、1か月の走行距離を目安に、3つのタイプに分けて考えてみましょう
【タイプA】月間走行距離 150km以上
→ サブ4〜サブ3.5を狙う中級者以上
このレベルのランナーは、 スピード練習やロング走もこなしているはず
そんな方には「カーボンプレート入り」の高反発シューズがおすすめ
カーボンプレートは、着地の衝撃を推進力に変えてくれる構造
自然にストライドが伸び、効率よく走れます
おすすめモデル:
- Nike Zoom Fly 6
- ASICS Magic Speed 4
- adidas Adizero Boston 13
これらは比較的扱いやすく、初めてのカーボンにもおすすめです
ただし、カーボンシューズは寿命が短め(約200〜300km)
レース用と割り切って使うのがぴったりです
【タイプB】月間走行距離 80〜150km
→ 完走を目指す初級〜中級者
この層のランナーは、 週2〜3回のジョグやLSD(ロングスローディスタンス)を中心に練習している方が多いでしょう
おすすめは「高反発+クッション性」のバランス型シューズ
カーボンプレートはなくても、 厚底で着地衝撃を吸収しつつ、 反発力もあるモデルがおすすめです
おすすめモデル:
- HOKA Mach X
- Saucony Kinvara PRO
- New Balance FuelCell Propel v5
これらは、膝や足首への負担が少なく、 長時間走っても疲れにくい設計です
【タイプC】月間走行距離 〜80km未満
→ 初心者・運動習慣が少ない方
週1〜2回のジョギングやウォーキングが中心で「まずは完走したい」という方が多い層です
このタイプの方には、 「クッション性重視」のシューズがおすすめ
着地の衝撃をしっかり吸収してくれる厚底タイプで、 足への負担を減らすことが最優先です
おすすめモデル:
- HOKA Clifton 9
- ASICS Gel-Nimbus 26
- Brooks Glycerin 21
これらは、ふわっとした履き心地で、 長時間のジョグでも足が痛くなりにくい設計
特にHOKAは、独特のロッカー形状で、 足運びがスムーズになるのも魅力です
膝や足首に不安がある人へ
「過去に膝を痛めたことがある」 「足首が不安定で捻挫しやすい」
そんな方には、 「安定性+クッション性」のあるシューズがおすすめです
おすすめモデル:
- ASICS GT-2000 12
- Mizuno Wave Inspire 20
- New Balance Fresh Foam X 860v13
これらは「サポート系シューズ」と呼ばれ、 足の内側が倒れ込みすぎる(オーバープロネーション)のを防いでくれます
膝への負担を軽減し、 長時間のランでも安定した走りが可能です
シューズ選びの注意点
ランニングシューズは、 「履いてみないとわからない」部分が多いです
そこで、購入前にチェックしておきたいポイントを紹介します
① 試し履きは必須!
サイズだけでなく、 「フィット感」「足の甲の圧迫感」「かかとのホールド感」などを確認しましょう
特にフルマラソンでは、 長時間履き続けるため、少しの違和感が大きな痛みに変わることも
とはいえ、店頭で短時間履いただけで良し悪しを判断するのは難しいですよね
Amazonなどの通販サイトで「クチコミ情報」を参考にするものおすすめです
② 夕方に試すのがベスト
足は日中にむくみやすく、 朝と夕方でサイズ感が変わることもあります
夕方に試し履きすることで、 レース当日の足の状態に近い感覚で選べます
③ つま先に1cmの余裕を
長距離を走ると、足が前に滑りやすくなります
つま先が当たると爪が黒くなったり、 痛みの原因になるので、余裕を持たせましょう
インソールの活用もおすすめ
既製品のインソールでも、 衝撃吸収やアーチサポートに優れたものがあります
特に膝や足裏に不安がある方は、 インソールを変えるだけで痛みが軽減することも
ただし、厚みが変わるとフィット感も変わるので、 シューズと合わせて試すのが理想です
練習では使ってないのにぶっつけ本番で投入するのはダメですよ
レース当日に向けた「シューズの使い方」
せっかく良いシューズを選んでも、 使い方を間違えると本番で力を発揮できません
以下のポイントを押さえておきましょう
① レース用は「慣らし履き」必須
新品のシューズをいきなり本番で使うのはNG
最低でも30〜50kmは履いて、 足に馴染ませておきましょう
② 練習用とレース用を分ける
普段のジョグには、 クッション性の高いシューズを
レース用は軽量で反発力のあるモデルを
使い分けることで、 シューズの寿命も伸び、足の負担も減ります
③ 雨の日用も考えておく
雨の日のレースでは、 グリップ力のあるアウトソールが重要
また、撥水性のあるアッパー素材だと、 足が濡れにくく快適です
フルマラソン当日の「足のトラブル」対策
42.195kmという長距離では、 どんなに準備していても予期せぬトラブルが起こることがあります
特に多いのが、足まわりのトラブル
① 爪が黒くなる・痛む
原因は「つま先がシューズに当たること」
対策:
- つま先に1cmの余裕を持つサイズ選び
- 厚手のランニングソックスを履く
- 爪は短く切っておく
② 足裏のマメ・水ぶくれ
長時間の摩擦や汗が原因です
対策:
- 吸湿性の高いソックスを選ぶ
- ワセリンを足裏に塗っておく
- シューズとソックスの相性を事前に確認
③ 足首・膝の痛み
着地の衝撃やフォームの乱れが原因
対策:
- クッション性の高いシューズを選ぶ
- テーピングやサポーターを活用
- レース前にストレッチを十分に行う
シューズ以外のギアも重要!
フルマラソンでは、シューズだけでなく、 他のギアも快適な走りに大きく影響します
ランニングソックス
おすすめは「5本指タイプ」や「滑り止め付き」
足指が自由に動き、 マメや水ぶくれの予防にもなります
テーピング・サポーター
膝や足首に不安がある方は、 テーピングで関節を安定させるのがおすすめ。
市販のサポーターでも十分効果があります。
ウェア
吸汗速乾性のある素材を選びましょう
綿素材は汗を吸って重くなり、 体温調節が難しくなります
また、ポケット付きのパンツやウエストポーチがあると、 ジェルやスマホの携帯にも便利でおすすめです
最後に:シューズは「自分の走り方」に合わせて
初めてのフルマラソン
「速く走りたい」
「完走したい」
「痛みなく走りたい」
どんな目的でも、 シューズ選びはその達成に大きく関わります
高反発?カーボン?厚底?
迷ったら、まずは「自分の走力」と「目的」を明確に
そして、試し履き・慣らし履き・ギアの準備をしっかり行えば、 きっと最高の一日になるはずです
あなたの初マラソンが、 笑顔でゴールできる素晴らしい体験になりますように
応援しています!
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